原発ゼロ社会への道 原発ゼロ社会への道

原発ゼロ社会への‪道‬

「無責任と不可視の構造」をこえて公正で開かれた社会へ

    • ¥1,700
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発行者による作品情報

原子力市民委員会は、脱原発に向けた具体的政策を提言する市民シンクタンクとして2013年に設立され、原発やエネルギーに関連するさまざまな問題の調査と情報発信、そして議論の場作りを目指しています。

原子力市民委員会は各種レポートを発行していますが、特に「原発ゼロ社会への道」シリーズ(これまで2014年と2017年に発行)は、その時点での現状分析と提言を総括した内容になっています。今回の『原発ゼロ社会への道 ──「無責任と不可視の構造」をこえて公正で開かれた社会へ』も、前2冊と同様、原子力の後始末、エネルギー転換、持続可能な社会について考える人々にとって、詳細・精確そして総合的な情報源となります。

【目次】

はじめに

概要 executive summary

序章 福島原発事故の教訓をふまえ、原発ゼロ社会を拓く

0.1 衰退する原子力発電

0.2 原子力発電の「無責任の構造」

0.3 原子力発電の「不可視の構造」

0.4 原発ゼロ社会を拓く

第1章 原発事故被害と人間の復興

1.1 原発事故被害の本質

1.2 土壌と生活環境の汚染

1.3 健康影響

1.4 教育と広報における人権侵害

1.5 市民の抵抗と活路

第2章 福島第一原発事故の現状と虚構の廃炉ロードマップ

2.1 福島第一原発事故の10年

2.2 ALPS処理汚染水への対処

2.3 デブリの長期遮蔽管理方式への提言

2.4 廃炉・汚染水対策における責任体制を明らかにせよ

第3章 核廃棄物政策の変革

3.1 核廃棄物政策における無責任と不可視の構造

3.2 核廃棄物政策の変革に向けて

3.3 核燃料サイクル:全面的転換

3.4 通常運転由来の核廃棄物の管理・処分

3.5 原発事故で新たに発生した核廃棄物

第4章 原発の安全確保に関わる技術と規制の課題

4.1 3.11以降の原子力規制

4.2 原子力技術の本質的な不確かさと規制の実態

4.3 原発安全性の技術的な争点と新規制基準の欠陥

4.4 原子力利用の可否を誰が決めるのか

第5章 原発ゼロ社会実現の展望

5.1 福島原発事故以後のエネルギー基本計画

5.2 崩れた原子力発電の経済性

5.3 電力自由化と原発延命政策

5.4 原発ゼロを前提とした実効性のある気候変動対策

5.5 原発ゼロ社会におけるエネルギー利用

5.6 原発ゼロ社会実現の3段階と課題

終章 原発ゼロ社会をどのようにつくるのか

6.1 原発ゼロ社会に向けての現状

6.2 原発ゼロ社会移行期の課題と目標

6.3 原発ゼロ社会への道

6.4 終わりに ~ 原子力市民委員会の活動

執筆担当一覧

原子力市民委員会 設立趣意書

原子力市民委員会のこれまでの主な刊行物

ジャンル
職業/技術
発売日
2022年
8月26日
言語
JA
日本語
ページ数
593
ページ
発行者
インプレスR&D
販売元
Impress Communications Corporation
サイズ
33.2
MB