叙述トリック短編集 叙述トリック短編集

叙述トリック短編‪集‬

    • 3.8 • 9件の評価
    • ¥880
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発行者による作品情報

*注意! この短編集はすべての短編に叙述トリックが含まれています。騙されないよう、気をつけてお読みください。

本格ミステリ界の旗手が仕掛ける前代未聞の読者への挑戦状!

よく「叙述トリックはアンフェアだ」と言われてしまいます。これが叙述トリックというものの泣きどころです。
では、アンフェアにならずに叙述トリックを書く方法はないのでしょうか?
答えはノーです。最初に「この短編集はすべての話に叙述トリックが入っています」と断る。そうすれば皆、注意して読みますし、後出しではなくなります。
問題は「それで本当に読者を騙せるのか?」という点です。最初に「叙述トリックが入っています」と断ってしまったら、それ自体がすでに大胆なネタバレであり、読者は簡単に真相を見抜いてしまうのではないでしょうか?
そこに挑戦したのが本書です。果たして、この挑戦は無謀なのでしょうか? そうでもないのでしょうか?その答えは、皆様が本書の事件を解き明かせるかどうか、で決まります。(「読者への挑戦状」より一部抜粋)

ジャンル
ミステリー/スリラー
発売日
2021年
4月15日
言語
JA
日本語
ページ数
336
ページ
発行者
講談社
販売元
Kodansha Ltd.
サイズ
5.3
MB

カスタマーレビュー

Mort(o'ω')ノ♪

評価が高かったから読んだけど…

良い所
初心者向けの叙述トリックだと思う。
「この表現怪しいな」と違和感を感じる所は大体合ってる。

疑り深い人は見抜いてしまうと思うから、なるべく深く考えずに読んだほうが楽しめると思う。

難しい表現やゴア表現もなく、子供にもおすすめしやすい本だと思う。

気になった所
「最後にもう一度ひっくり返る」とレビューで見て期待していたが、予想通りの内容で肩透かしを喰らった気分だった。

あと、叙述トリックを隠すためだと思うが、要らない情報が多くて読んでいて疲れた。
「描写が緻密」とかそういう良い意味ではなくて、登場人物の掛け合いや語り手のツッコミが全編に渡って出てくるのだが、スベリ続ける漫才をずっと見せられているようで苦痛だった。

全部の行動にツッコミを入れるようなことを地の文でやらないでほしかった。

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