古今和歌集(明治初年・桜園書院)
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発行者による作品情報
古今和歌集(明治初年・桜園書院)
【判型】大本2巻2冊。縦259粍。
【作者】紀友則等作。
【年代等】明治初年刊。[大阪]桜園書院板。
【備考】分類「歌集」。平安前期、最初の勅撰和歌集。20巻。歌数約1100首。905年醍醐天皇の命を受けて紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑が撰者となって編纂。少数の長歌、旋頭歌の他はすべて短歌。巻首に貫之作の〈仮名序〉、巻尾に紀淑望作の〈真名(まな)序〉をおき、分類は、春、夏、秋、冬、賀、離別、羈旅(きりょ)、物名、恋、哀傷、雑、雑体(長歌、旋頭歌、誹諧)、大歌所御歌。おおむね伝承歌的な色彩をもつ〈読人しらず〉の作も多く含んでいるが、歌人としては4人の撰者や、遍昭、在原業平らの六歌仙などが代表的。平明優雅な歌風は古今調として後世和歌の範とされ、整然とした体裁は基準としてその後の勅撰集にも踏襲された。