君が走っていったんだろう 君が走っていったんだろう

君が走っていったんだろ‪う‬

    • ¥1,800
    • ¥1,800

発行者による作品情報

目を閉じた人から順に夏になる光の中で君に出会った


1000年たっても青春である

視界が開ける。いつもの世界が新しくなる。

若い世代の生きづらさに寄り添う歌。

─千葉聡 

【5首】

目を閉じた人から順に夏になる光の中で君に出会った

海だってあなたが言えばそうだろう涙と言えばそうなんだろう

雨に会うそのためだけに作られた傘を広げて君を待ってる

花にルビをふるように降る雨、雨の名前は誰にも分からないけど

「幸せに暮らしましたが死にました。けれど死ぬまで幸せでした」


【目次】

いつ見ても今が見えない

真夏の背骨

もし俺が

Breathless

青の温度

天才児たち



真冬の星座

そうだね、僕ら

少年兵

青空

瞼は

第四次ロボット革命

防風林

目をしてる

優しい人に



燃える街

二十四時間リレーマラソンで優勝したことがあります

ルール・ザ・ワールド・ウィズ・ワクチン

海への切手

瞬き/足跡

雨も雨の音

ザラメの夜

アトリエ

エトワール

君の名前

水風船



ルビ

手品

アジサイ

月とシリアル

父さんが

日曜日より

あなたが言えば

最後の童話


解説 一〇〇〇年たっても青春である 千葉 聡

あとがき


【著者】

木下侑介

1985年横浜生まれ。穂村弘氏の「短歌という爆弾」を読んでから作歌を始め、「短歌ください」(穂村弘氏選)、「東京歌壇」「短歌の時間」(東直子氏選)にて入選を重ねる。枡野浩一氏の「かんたん短歌blog」にて、エッセイ「アイハブノークエスチョン」採用。「いつまでもその初々しさを失わず、愚直に丹念に書き続けられたら、あなたは「本物」になれると思う」(枡野浩一氏)と評された。長距離走とブルーハーツ、ハイロウズ、クロマニヨンズの音楽を愛している。趣味は懸垂。好きな作家は坂口安吾とシモーヌ・ヴェイユ。


千葉聡 

ジャンル
小説/文学
発売日
2022年
9月2日
言語
JA
日本語
ページ数
80
ページ
発行者
書肆侃侃房
販売元
Voyager Japan, Inc.
サイズ
751.8
KB