君の記憶に、僕はいない。
「さようなら」のあとに残った光
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3.7 • 3件の評価
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発行者による作品情報
「忘れても、残るものがある。」
『君の記憶に、僕はいない。―「さようなら」のあとに残った光―』は、記憶と再生、そして“誰かを守る”という想いの在り方を描いた静かな物語です。
記憶を封印する治療が可能になった未来。
忘れたはずの痛みが、ふとした夢や感覚となってよみがえり、
自分の「本当」を取り戻そうとする少女・澪。
そして彼女の過去に関わった、ある青年・蓮の選択――。
消された記憶の中に残る“手のぬくもり”。
それでも届く、名前のない想い。
読後、きっとあなたの中にも、小さな光がともるはずです。