君は放課後インソムニア(1)
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4.2 • 71件の評価
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- ¥700
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発行者による作品情報
青春漫画の旗手が贈る思春期の眠れない夜。
『富士山さんは思春期』『猫のお寺の知恩さん』で
一瞬のきらめきのような思春期を描ききったオジロマコト最新作は、
能登を舞台に描かれる“眠れない”高校生の思春期の夜。
不眠で悩む男子高校生・ガンタは同じ悩みを抱えるイサキと出合い、
放課後に学校の今は物置になっている天文台で、
つかのまの眠りと、秘密を共有するという不思議な関係が始まる……
読めば明るく笑えて、そして彼らと一緒に心地よい眠りに誘われます。
そしてまっすぐに、男の子と女の子の、友達から恋愛への初々しさを描きます。
<あなたの眠れない夜にも、きっと意味がある>
日本人の4人に1人は睡眠障害を抱え、
10代の不眠症も急増していると言われる現代、
くたびれているのに眠れない、つらくながい夜に
「もうひとりぼっちじゃない」と言ってくれる作品です。
※インソムニア=不眠症
APPLE BOOKSのレビュー
思春期の少年目線で日常を切り取る物語を得意とするオジロマコトが描く「君は放課後インソムニア」。能登の高校に通う中見丸太(なかみがんた)は眠れない日々を過ごしていた。不眠症のせいで日中の学校生活に支障をきたしていたある日、文化祭の準備で女子学生の幽霊が出るといういわく付きの校内にある天文台へ足を踏み入れる。そこで彼は、昼寝をしていた曲伊咲(まがりいさき)と出会う。彼女もまた、不眠症に悩む一人だった。同じ悩みを持つ二人が天文台を"秘密の場所"として共有する約束をしてから、つらく長い夜も、眠くて苛立ちを抑えきれなかった昼も、少しずつ色彩を帯びて動き出す。少年少女たちの多感で繊細な心の動きと、お互いの距離を少しずつ縮めていくその初々しい関係を丁寧に描き出したマンガ作品。