君子訓(天保13年・筑前板) 君子訓(天保13年・筑前板)

君子訓(天保13年・筑前板‪)‬

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発行者による作品情報

君子訓(天保13年・筑前板)
【判型】半紙本3巻3冊。縦230粍。
【作者】貝原益軒(久兵衛・篤信・損軒)作。
【年代等】元禄16年作。天保10年10月、月形質(鷦窠・君璞)跋。天保12年閏1冊、林培斎(皝・用韜・檉宇テイウ)序。天保13年5月(至日)、江藤良東跋。天保13年7月刊。[筑前夜須郡曽根田村]佐藤藤右衛門板。
【備考】分類「儒学・教訓」。治民経済の道を論じた書。自序に「公侯大人の見聞に富める人のために記すにはあらず、只一村を治むる小吏、一郡を預かる代官のうちに、古の道に志ありて、経史を見聞するに便なき人のため」に記したとあるが、主として経史を引用して、平易に経済の道、民を治める法、古の道を述べたもので、その太平の世に生をうけたことを感謝しつつ、なぜ、そのような太平の世となったか、恵みの原因を追求し、それに報いるよう努力すべきことを説く(「日本思想史文献解題」参照)。なお、本書の初刊は天保13年8月板(夜須郡曽根田村・佐藤藤右衛門蔵板)で、天保14年板とは全くの異板であり、「数村の大庄屋をつとめた佐藤藤右衛門が天保十年(1839)頃、未刊の益軒著作「君子訓」の写本数本の校訂を月形質に依頼し、更に当時江戸の林家に入門していた筑人江藤良東(えとう・りょうとう)を介して林培斎(はやし・ばいさい)の序を乞い、久留米の彫師中沢嘉右衛門に板刻させて刊行した私版の一つ」で、「村主、村役人などといった人々の為の訓えを述べたもの。所謂益軒十訓の内の一書である。益軒著述の多くがその生前京都の茨城氏(柳枝軒)などの大書肆から刊行されているのと違って、本書は筑前の一庄屋の手で、しかも久留米の彫師を起用して田舎版として刊行された所に、大きな意義があり、更に本書は田舎版の通例に似ず、彫り、摺り共に見事な出来栄えを示している」(福岡大学HP)。

ジャンル
歴史
発売日
2025年
2月6日
言語
JA
日本語
ページ数
89
ページ
発行者
成錦堂
販売元
Awaji bookstore Seikindo
サイズ
24.5
MB
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