呪われた家系の秘密〜女占い師・八重の事件簿(2)〜魂まで震える女の愛欲ミステリー【単話版‪】‬

ついこの間まで単なる占い好きのOLだった宮原八重(みやはら・やえ)だったが、やたら占い業界の事情に詳しい高校生・山寺大介(やまでら・だいすけ)という有能な助手を得て、今や超売れっ子のプロの水盤占い師として多忙な日々を送っていた。そんなある日の依頼人は、数ヶ月前から近所の神社のご神木に藁人形が打ち込まれたり、家の塀に紙の形代(かたしろ)が貼られていたり…何者かに呪われているのではないかと怯える女性だった。この世ならざるものが『視(み)えるチカラ』を持つ大介は、彼女にワケありの女性の霊がついてきていることに気づき、イヤな胸騒ぎを覚えるのだが、まさにそのとおり、この呪い騒ぎの裏には一筋縄ではいかない複雑怪奇な家と家族の事情がうごめき、渦まいていたのだった——…。(※本コンテンツは合冊版「魂まで震える女の愛欲ミステリーVol.4〜特集/いま、復讐のとき。」の内容と重複しています。ご注意ください)