哲学は人生の役に立つのか 哲学は人生の役に立つのか

哲学は人生の役に立つの‪か‬

    • 3.0 • 1件の評価
    • ¥700
    • ¥700

発行者による作品情報

江田島の海軍兵学校で終戦を迎え、あてもなく焼け跡の東京へ。テキ屋の手先や闇屋をしながら、何があっても食べていける術は身につけた。しかし、いかに生きるべきかという悩みは深まるばかりの青年期。ドストエフスキー、キルケゴール、やがてハイデガーの『存在と時間』に難問解決の糸口を見出す。それから半世紀以上を経て、はたして答えは見つかったのだろうか──。八十歳を迎えた哲学者が、波瀾の運命をふり返りながら、幸福、学問、恋愛、死生観までを縦横に語る。著者は哲学の勉強をはじめるまで、農林専門学校に通うなど、さんざんまわり道をしてきた。そしてハイデガー思想を理解したいために、カントやヘーゲル、フッサール、メルロ=ポンティという具合に何十年もまわり道をした、と言う。しかし、まわり道をしたからこそ、新しい道が開けてきたのだと思う、と回想する。思いきり悩み、迷いながらも、力強く生きることの大切さを教えてくれる好著である。

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2008年
10月15日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
PHP研究所
販売元
PHP Institute, Inc.
サイズ
2.9
MB

木田元の他のブック

木田元の最終講義 反哲学としての哲学 木田元の最終講義 反哲学としての哲学
2008年
現象学 現象学
1970年
わたしの哲学入門 わたしの哲学入門
2014年
反哲学史 反哲学史
2000年
ハイデガーの思想 ハイデガーの思想
1993年
マッハとニーチェ 世紀転換期思想史 マッハとニーチェ 世紀転換期思想史
2014年