喫茶 香風は今日も一人の話を聞く為に開店する
本質は別にある
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発行者による作品情報
ただ一人の客の話を聞くだけのみに開店する喫茶香風。その二代目当主の祖母が逝き三代目を継いだのは孫であり、まだ学生の風香だった。彼女が出来る事はコーヒーを淹れることと事前に電話で聞いた客の声だけで決まるメニューを差し出すことと客の話を聞く事だけだ。それでも彼女は今日も一人の客の為にカウンターに立つ。
今回は経営とは何かを知る話です。
本文参考文字数2166文字(奥付の部分を除く)