団地と移民 課題最先端「空間」の闘い 団地と移民 課題最先端「空間」の闘い

団地と移民 課題最先端「空間」の闘‪い‬

    • 5.0 • 1 Rating
    • ¥1,100
    • ¥1,100

Publisher Description

そこは、外国人、高齢者をネトウヨが襲う「空間」と化していた。

団地は、この国の“未来”である。テロ後のパリ郊外も取材した、地べたからの最前線ルポ!!



団地はこの国の課題最先端「空間」となっていた。

団地。そこは、かつて「夢と希望の地」だった。

しかし、いまは都会の限界集落と化している。高齢者と外国人労働者が居住者の大半を占め、さらにそこへ“非居住者”のネトウヨはじめ排外主義者が群がる。

排外主義的なナショナリズムに世代間の軋轢、都市のスラム化、そして外国人居住者との共存共栄……。

厳しい現実に負けずに、“一緒に生き続けること”を実践している各団地の取り組みを、私たちは“日本の未来”に出来るのか?

外国人実習生や排外主義者の問題を追い続ける著者が、日本各地に加えてテロ直後のパリ郊外も取材し、日本に問う。



■団地は差別と偏見の触覚だ

■孤独死に国籍は関係ない

■九〇を超える国籍の人が住むパリの団地

■「人種間というよりは、世代間のギャップなんですよ」

■きっかけはほとんど“ごみ問題”

■日系人は合法的労働者供給源だった

■ヘイトスピーチを昇華する



※本書は2019年3月の小社より刊行した単行本を加筆修正したものです。



目次

まえがき――団地は「世界」そのものだった

第一章 都会の限界集落――孤独死と闘う

第二章 コンクリートの箱――興亡をたどる

第三章 排外主義の最前線――ヘイトへ抵抗する

第四章 パリ、移民たちの郊外――レッテルを塗りつぶす

第五章 残留孤児の街――歴史の中に立つ

第六章 「日本人」の境界――差別と分断に屈しない

あとがき

新書版あとがき

参考文献一覧

GENRE
Nonfiction
RELEASED
2022
April 8
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
200
Pages
PUBLISHER
KADOKAWA
SELLER
DWANGO Co., Ltd.
SIZE
6
MB
ネットと愛国 ネットと愛国
2015
「右翼」の戦後史 「右翼」の戦後史
2018
ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力 ヘイトスピーチ 「愛国者」たちの憎悪と暴力
2015
この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体 この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体
2021
ネット私刑(リンチ) ネット私刑(リンチ)
2015
外国人差別の現場 外国人差別の現場
2022