国号の由来
-
-
4.5 • 4 Ratings
-
Publisher Description
第二次世界大戦前の日本の歴史学者、文学博士、喜田貞吉の小説。初出は「史林 第四巻第一号」1919(大正8)年1月号。この作品には、先住民と差別について書かれている。この作品には、「倭国と云う名称」「倭と邪馬台とヤマト」「日出処と日没処」「日の本という語」「日本国号制定の年代」などが収録されている。
Customer Reviews
美雨賢
,
日本人のアイデンティティ
上梓された年代を考えると、日本人が日本人としてのアイデンティティを持つべき時代の要請もあったのであろう。何箇所かは後の研究で訂正されたところもあるが、その根源的でシンプルな追求の姿勢は、今も色褪せないばかりか、却って昨今の論考の粉飾傾向を断ずる趣すら感じる。