国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由 国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理由

国家がよみがえるとき 持たざる国であるフィンランドが何度も再生できた理‪由‬

    • 4.5 • 2 Ratings
    • ¥1,300
    • ¥1,300

Publisher Description

フィンランドと日本、それぞれの国を代表する若手社会学者2人が、
“折れない国家”フィンランドの秘密を探る社会文化論。

フィンランドと聞いて思い浮かべるもの。ムーミン、サンタクロース、マリメッコ、ノキア、森と湖‥、高い教育水準と高福祉を挙げる人もいるかもしれない。そういった、あまりにも素晴らしすぎる、理想の国フィンランドのイメージに常々疑問を持っていた古市憲寿が、フィンランドの同じく社会学者であるトゥーッカ・トイボネンに出会ったことから、このプロジェクトは始まった。

まず、トゥーッカ・トイボネンがやったことは、フィンランドの社会に内包するジレンマを取り上げデータに基づき考察する論文を、フィンランド国内の著名な研究者たち十数名に依頼したことだ。それを日本語に翻訳し、古市憲寿と分析した結果、そこに、フィンランドが「何度も挫折を経験した国」であり、同時に「何度も復活を果たした国」である理由を見い出す。

さらに2人は、2014年に実際にフィンランドを訪ね、フィールドワーク(現地取材)を敢行する。起業家、若者、子供、先生、デモ隊の人‥、数多くの場所を訪ね、人に会った様子を、読者は追体験しながら、上記の論文とフィードバックできる4つの章(「総論」「教育」「若者」「イノベーション」)で本書は構成されている。

最終章の「これからもフィンランドは復活し続けるか」まで待たずして、持たざる国である日本がフィンランドから学べるヒントが満載の社会文化論である。

GENRE
Politics & Current Events
RELEASED
2015
June 18
LANGUAGE
JA
Japanese
LENGTH
256
Pages
PUBLISHER
マガジンハウス
SELLER
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
SIZE
11.6
MB
だから日本はズレている だから日本はズレている
2014
絶望の国の幸福な若者たち 絶望の国の幸福な若者たち
2015
保育園義務教育化 保育園義務教育化
2015
絶対に挫折しない日本史(新潮新書) 絶対に挫折しない日本史(新潮新書)
2020
対談 「就活」という窓から見えるもの 対談 「就活」という窓から見えるもの
2014
誰の味方でもありません(新潮新書) 誰の味方でもありません(新潮新書)
2019