国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて―
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発行者による作品情報
ロシア外交、北方領土をめぐるスキャンダルとして政官界を震撼させた「鈴木宗男事件」。その“断罪”の背後では、国家の大規模な路線転換が絶対矛盾を抱えながら進んでいた――。外務省きっての情報のプロとして対ロ交渉の最前線を支えていた著者が、逮捕後の検察との息詰まる応酬を再現して「国策捜査」の真相を明かす。執筆活動を続けることの新たな決意を記す文庫版あとがきを加え刊行!
カスタマーレビュー
村上ファンド
、
歴史とは、裁判とは
作中で著者が触れてる「歴史が正当に評価する」に感銘を受けた。
2017年現在、北方領土問題が急変する中で16年前の宗男ハウス関連事件での検察の対応の不味さが浮き彫りになりつつあるのでは?
その当時が良くても20年後、30年後、もしくは100年後に客観的評価が降るという危険性をこの本で学習することができた。