国運の分岐点 中小企業改革で再び輝くか、中国の属国になるか
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Publisher Description
「観光立国論」を提唱して訪日外国人観光客激増のきっかけをつくり、「所得倍増論」で最低賃金引き上げによる日本経済再生をとき、「生産性革命」によって日本企業と日本人の働き方の非合理性を指摘した論客が、ついに日本経済低迷の「主犯」に行きついた!その正体は、「中小企業」!これまで、日本経済の強みとされてきた零細、中小企業が、いかに生産性を下げているか、完璧なまでに論証する。そこから導かれる日本再生の道筋とは――。ついに出た、アトキンソン日本論の決定版。
Customer Reviews
sort35b
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とても面白かった
人口が増加する前提で経済成長が成り立っているというのは言われてみれば当たり前ですが盲点でした。
今までなぜ資源は有限なのに経済は成長し続けるのだろうと疑問に思っていましたが、少し納得です。
人口の減少は国家にとっては致命的なダメージである事とそれを防ぐには現段階では中小企業の統合して企業規模を拡大し、労働生産性を高めていくしかないこと、そしてそれを促すには政府が最低賃金引き上げを行うのが最良の方法であることをこの本は記しています。
また筆者は最後に将来大きな変化が起きて日本のあり方を大きく変えざるを得なくなると予言していました。
そして今コロナショックによって日本は予言通り変わらざるを得ない状況となっています。
多くの体力のない中小企業が倒産し始めています。この状況が統合のチャンスと言えるのかそれとも最早手遅れと言える事態になってしまったのかわかりませんが改めて筆者にこの状況を見てどのような意見を持っているのか知りたいところです。
0828*
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若者はつらい
最低賃金引き上げにより今の若者を救って欲しい。