増補 中世日本の内と外 増補 中世日本の内と外

増補 中世日本の内と‪外‬

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発行者による作品情報

「国境」という概念が定着する以前から、東アジア世界にもたしかに領土・領有意識はあった。しかしそれはあくまで権力者の都合によるもので、一般の民衆には大きな意味をなさなかった。日本と新羅の国交が断絶した9世紀、朝鮮半島南西部を拠点にした海上貿易のドン・張宝高は、日本に唐物の商品を運び、貴族からも大いに喜ばれた。また中国の仏教聖地を訪れるために遣唐使船に同乗した天台僧の円仁は、新羅人の船に乗って帰ってくる。日朝間の海域では「倭人」が活発な交易を行っていた。境界を軽々とまたぎ、生活していた東アジアの人びとに焦点をあて、境界観の歴史をたどる。

ジャンル
歴史
発売日
2013年
3月10日
言語
JA
日本語
ページ数
215
ページ
発行者
筑摩書房
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
26.6
MB
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