外天楼
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- ¥760
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発行者による作品情報
外天楼と呼ばれる建物にまつわるヘンな人々。エロ本を探す少年がいて、宇宙刑事がいて、ロボットがいて、殺人事件が起こって……? 謎を秘めた姉弟を追い、刑事・桜場冴子は自分勝手な捜査を開始する。“迷”推理が解き明かすのは、外天楼に隠された驚愕の真実……!? 奇妙にねじれて、愉快に切ない――石黒正数が描く不思議系ミステリ!!
APPLE BOOKSのレビュー
“外天楼”に隠された真実を追う刑事と、奇妙な人びとが織りなす不思議系ミステリー。その物語は、どこまでも真剣にエロ本を求める少年たちの戦いで幕を開ける。続くのは、宇宙刑事やロボットたち。コミカルな日常系オムニバスは、謎めいた殺人事件で一気にミステリーへ突入する。『それでも町は廻っている』で知られる奇才、石黒正数の魅力がぎゅっと凝縮された名作だ。藤子不二雄へのリスペクトを感じさせるコマ割りやSFのエッセンス、練られたギャグは、一作一作くすりと笑ってしまう完成度の高さ。少年たちの日々に張り巡らされていた伏線が、事件と共に浮かび上がり、鮮やかに回収されていく終盤のカタルシスもたまらない。いいマンガを読んだ、と浸れる作品。
カスタマーレビュー
こくなし
、
最初はくだらないと思ってましたが
短編集かと思ったらオムニバスで、振り返ってみたら伏線もあったりして。
何でしょう。面白かった。