夢遊病の女
ヴォードヴィル&バレエ
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- ¥880
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発行者による作品情報
本書はウジェーヌ・スクリーブがジェルマン・ドラヴィーニュと共同で書いた『夢遊病の女』二幕コメディ・ヴォードヴィル(1819年)及びスクリーブとジャン=ピエール・オメールが作った『夢遊病の女または新しい領主の到着』三幕バレエ・パントミーム(1827年)の2作
品を収録している。スクリーブは当時の流行の風俗などを積極的に題材とすることに長けていたが、プロットに「夢遊病」を使うアイディアは、作品中で睡眠時遊行症に本心を吐露する主人公を設定することで劇的効果を上げた。また、スクリーブのバレエに対する貢献も少なくない。『夢遊病の女または新しい領主の到着』は、ベッリーニが場所をスイスに移して1831年にミラノでオペラ『夢遊病の女』に仕立て上げた。有名なイタリア・オペラの原作となった。ヴォードヴィルとオペラの台本を比べながら楽しんでいただければ幸いである。