大井川流域の文化 Ⅴ
弥生時代以降
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Publisher Description
70年に及ぶ大井川流域における埋蔵文化財へのアプローチ。シリーズⅤは弥生時代以降について紹介。
シリーズ最終巻となります。大井川上流部には水田稲作に適した土地はほとんどありません。従って弥生時代の遺跡もないという状態です。縄文人が今までと変わらない生活を続ける中で、弥生時代の土器や石器を手に入れていたのかもしれません。
大井川の下流域では弥生時代中期以降の遺跡が多く発見されています。遺跡の営まれた場所は大井川の氾濫を考えた立地で微高地や丘陵上などです。
その後、島田市川根町には古墳時代初期の在地型古墳が出現しています。同様の在地型古墳は島田市や藤枝市、焼津市にも展開していきます。
【目次】
Ⅰ川根本町の遺跡(1)弥生時代以降の遺跡一覧(2)下開土遺跡(3)天王原遺跡⚫縄文時代晩期末~弥生時代中期初頭の編年と並行関係/Ⅱ島田市の遺跡(1)天王山遺跡(2)絵下原Ⅱ遺跡(3)駿河山遺跡(4)旗指遺跡旗指3号墳旗指6地点(5)田ノ谷遺跡(6)山王前遺跡(7)岸遺跡(8)城山古墳(9)鳥羽美古墳/Ⅲ藤枝市の遺跡1弥生時代(1)上薮田川の丁遺跡(2)上薮田モミダ遺跡(3)白砂谷遺跡(4)萩ヶ谷遺跡2古墳時代(1)時ヶ谷五鬼面古墳群(2)藤枝市内の古式古墳/Ⅳ焼津市の遺跡1弥生時代(1)清水遺跡2古墳時代(1)小深田西遺跡(2)小深田1号墳・2号墳/Ⅴ旧榛原町の遺跡(1)倉見原3号墳/Ⅵ浜松市春野町の遺跡1弥生時代(1)麻舟山(中森)遺跡(2)里原遺跡2古墳時代(1)サルマ古墳(2)仇山古墳群
【著者】
池田純
1942年生まれ。日本考古学協会員。静岡県文化財保護指導員、川根本町文化財保護審議会委員などを歴任。