女の子たち風船爆弾をつくる 女の子たち風船爆弾をつくる

女の子たち風船爆弾をつく‪る‬

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発行者による作品情報

少女たちの知られざる戦争体験


日露戦争30周年に日本が沸いた春、その女の子たちは小学校に上がった。

できたばかりの東京宝塚劇場の、華やかな少女歌劇団の公演に、彼女たちは夢中になった。

彼女たちはウールのフリル付きの大きすぎるワンピースを着る、市電の走る大通りをスキップでわたる、家族でクリスマスのお祝いをする。

しかし、少しずつでも確実に聞こえ始めたのは戦争の足音。

冬のある日、軍服に軍刀と銃を持った兵隊が学校にやってきて、反乱軍が街を占拠したことを告げる。

やがて、戦争が始まり、彼女たちの生活は少しずつ変わっていく。

来るはずのオリンピックは来ず、憧れていた制服は国民服に取ってかわられ、夏休みには勤労奉仕をすることになった。

それでも毎年、春は来て、彼女たちはひとつ大人になる。

ある時、彼女たちは東京宝塚劇場に集められる。

いや、ここはもはや劇場ではない、中外火工品株式会社日比谷第一工場だ。

彼女たちは今日からここで風船爆弾を作るのだ……。


膨大な記録や取材から掬い上げた無数の「彼女たちの声」を、ポエティックな長篇に織り上げた意欲作。

ジャンル
小説/文学
発売日
2024年
5月15日
言語
JA
日本語
ページ数
400
ページ
発行者
文藝春秋
販売元
BUNGEISHUNJU LTD.
サイズ
3.2
MB

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