女生徒
発行者による作品情報
「『女生徒』のやうな作品に出会へることは、時評家の偶然の幸福なのである」とまで川端康成に絶賛された太宰の代表作。1938(昭和13)年に太宰のもとに送られてきた有明淑の日記を題材に、14歳の女生徒の起床から就寝までの1日が綴られている。思春期の少女の心の揺らめきが、太宰ならでは繊細なタッチで描かれている。川端康成は「文藝春秋」の文芸時評で「作者は『女生徒』にいわゆる『意識の流れ』風の手法を、程よい程度に用いている。それは心理的といふよりは叙情的に音楽じみた効果をおさめてゐる」と評した。1940(昭和15)年、第4回北村透谷記念文学賞の次席に選出。有明淑女の日記は2000年に青森県近代文学館によって 『有明淑の日記』として出版された。
カスタマーレビュー
このうえマン
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感想
デジャブについての内容があった。自分も感じることはあったけど、こんなにも面白く文章として書けるのは流石だなと思います。
ウィラ命
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大好き
表現の仕方というか、ひとつひとつの言葉が好きでよく読みます。
くるみのママ
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本物の女生徒はもっとおとな
この主人公の年齢がわからないが、感受性が鋭くしかし考え方がすごく幼い。難しい言葉や難しい本を読んでいるはずだが、考え方が幼すぎる。非常にアンバランス。
要するに思春期の女の子だった経験がない作者が想像したものだと思われるので大変つまらない。