妻をめとらば 新装版 5

妻をめとらば才長けて、見目麗しく、情けあり。
テレビドラマ化もされた本作は、一流大学を卒業し、大手証券会社に就職した高根沢八一が、社会の厳しさを痛感しながらも、「種族保存」の本能を剥き出しにして嫁探しに奔走する姿を描く。人間は何のために生まれてきたのかという問いを投げかける。

八一の上司である安竹が小糸道代とデート!?独身を貫いてきた安竹は、小糸の魅力にすっかり惹かれていた。しかし、小糸と中年男・島野との関係が完全に終わったわけではなく、安竹は生まれて初めての嫉妬心に苛まれる。「歩くクール、座るニヒル」と称される安竹は、道代に本気で恋をしてしまったのだ。そんな中、八一の心は複雑だった。

■目次■
第1章 村雨の決断
第2章 中年対青中年
第3章 八一だって春
第4章 恋の胸さわぎ
第5章 金田氏の言い分
第6章 恋はゲーム
第7章 結婚ってなんだ!?
第8章 壊れた愛
第9章 意外な出会い
第10章 愛って何?
第11章 女・それぞれ
第12章 素顔のアナタ
第13章 チャームポイント