孝明天皇毒殺説の真相に迫る 孝明天皇毒殺説の真相に迫る

孝明天皇毒殺説の真相に迫‪る‬

    • ¥1,900
    • ¥1,900

発行者による作品情報

慶応2年12月25日に崩御した孝明天皇については、その直後から「毒殺説」がささやかれていた。疱瘡(天然痘)に罹患したものの、快方に向かいつつあった天皇の容態が急変し、死に至ったからである。
戦後になると、ねずまさし、石井孝、田中彰氏らの近代史研究者によって「毒殺説」が主張されたものの、平成元年に原口清氏の論文が発表されるに及んで「病死説」が俄然有力になった。
著者は原口清氏の論文を批判して「毒殺説」を支持してきたが、近年(2020年12月)になって橋本博雄氏(医学博士)が論文「孝明天皇と痘瘡」を発表し、そこでは孝明天皇の症状の記録を検証する限り、痘瘡による病死とは考えられないという結論が導き出されていた。
これに示唆を受けた著者は関連史料を再読し、孝明天皇の死因は急性砒素中毒であることを論じたうえで、さらにその背後で画策した黒幕と、置毒した実行犯の女官の名前を割り出した。
本書は幕末維新史の再考を迫る内容を提示した表題作を中心とする史論集である。

ジャンル
歴史
発売日
2023年
8月25日
言語
JA
日本語
ページ数
272
ページ
発行者
中央公論新社
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
2.5
MB
幕末入門 幕末入門
2010年
真田三代風雲録(上) 真田三代風雲録(上)
2015年
真田三代風雲録(下) 真田三代風雲録(下)
2015年
豪姫夢幻 豪姫夢幻
2001年
保科正之 徳川将軍家を支えた会津藩主 保科正之 徳川将軍家を支えた会津藩主
1995年
<増補決定版> 白虎隊 <増補決定版> 白虎隊
2015年