宇宙が終わるまでに恋したい
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発行者による作品情報
運命の相手なんて、そのうち空から降ってくるはずだった。
いつか星のきれいな夜に散歩してると、突然、目の前にロケットが着陸して、その銀の扉が開くと「待たせちゃったね」とか言って、高身長で優しくて、スマートで、なにもかも百点の男の子が現れるみたいな感じで――完全に信じてた。
京都の大学に通うアカリには悩みがあった。周りの友達はどんどん恋人ができていくのに、私だけ恋愛のチャンスが来ない。
恋愛くらい、本気になればできるはず。メイクも頑張ってるし、服装ダサくない。一途だし良い彼女になる。
なのに、どうして私の順番は回ってこないの?
恋愛も公式があればいいのにな――
そんなアカリに話しかけてきたのは大学の先生「ベニコ」。
恋愛とは、さりげなく相手に近づいて、物欲しそうなめで見つめることではないわ。恋をするとは、相手に関わろうとすることでしかないのよ――と、言われてしまい……。
アカリは一大決心。ベニコに恋の仕方を教わることにする。
果たしてアカリは恋をすることができるのか?
「恋愛を学べる小説」第2弾! 恋は待っていてもつかめない。ベニコの授ける「恋愛認知学」は、恋愛テクニックを通じて人生にどう立ち向かっていくべきなのかを教えます。
カスタマーレビュー
るなるなさんいつもありがとう
、
恋愛の微妙な敗北に納得できた
とても仲の良かった後輩の男子から彼女ができたんですよねと打ち明けられた時に後悔と、随分と先にデートの約束を取り付けた自分に悔しさが込み上げてきました。自分から動いたのは初めてだったけど、メソッドにそっていたことに安心できました。告白だけが叶わなかったけど、次に好きになる人には最後までメソッドを実現できるように良い女になって翻弄させてしまいたいなと思えた本でした。