宝島・ジーキル博士とハイド氏の怪事件
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発行者による作品情報
(作者について)
ロバート・ルイス・バルフォア・スティーヴンソン(1850年 - 1894年)は、イギリスのスコットランド、エディンバラ生まれの小説家、冒険小説作家、詩人、エッセイストです。
エディンバラ大学の土木工学科に入学しますが、のち法科に転科、弁護士になります。生まれつき病弱で、各地を転地療養しながら作品を創作しました。
1882年『新アラビア夜話』を出版しました。1883年『宝島』を出版、1885年『プリンス・オットー』を出版、1886年『誘拐されて』を出版、同年にはまた代表作の一つである『ジキル博士とハイド氏』を出版しました。
1887年父が死亡したのを機に、妻子と共にアメリカへ移住する。
出版者スクリブナーズの依頼で取材した南太平洋の島々が自身の健康にすぐれていると思い、サモア諸島中のウポルー島に移住し、残りの生涯をそこですごしました。彼は島人に「ツシタラ(語り部)」として好かれ、自らも島の争いを調停するなどの仕事をしました。島での生活中は健康に恵まれ、多くの作品を発表しました。だが1894年12月4日に発作を起こし、2時間後に死亡しました。
没後、バエア山山頂に葬られ、彼の邸宅は現在も「ロバート・ルイス・スチーブンソン博物館」として利用されています。
(この本について)
冒険小説の頂点「宝島」と二重人格の代名詞ともなった「ジーキル博士とハイド氏」を収めたロバート・スティーブンソンの作品集です。他に「医師と旅行鞄の話」を収めています。
(宝島)
物語は、ある海辺のさびれた宿屋に、ビリー・ボーンズと名乗る、顔に刀傷があり大きな箱を抱えた謎の大男が現れるところから始まる。宿屋の息子のジム・ホーキンズ少年が本作の主人公であり、語り手である。ビリー・ボーンズは「片足の男」にひどく脅えており、ホーキンズ少年に「片足の男に気をつけろ。片足の男が現れたら、すぐ俺に知らせろ」と言いつける。
やがてビリー・ボーンズの周囲に、彼を追跡してきたらしい怪しげな人物が出没するようになる……
(ジーキル博士とハイド氏)
ロンドン在住で、医学、法学の博士号を持つジーキル博士の家にしばしば出入りする残酷な醜男ハイド氏。ジーキル博士の友人であるアターソン弁護士は2人が異常に親密な関係である事に疑問を抱き、調査をしていく。そんな中、ハイドは殺人を犯してしまい、姿を消す。さらに、ジーキルの友人ラニョンが奇妙な遺書を残して死去する。そして……。
(古典教養文庫について)
古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。
1、古典として価値あるものだけを
これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。
2、読みやすいレイアウト
文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、iPhoneはもちろん、iPadやMacでの読書に最適化しました。また、作品の一編一編にも索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。
3、美しい表紙
プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。
4、スピーディーな改版
紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。