宮王太郎が猫を飼うなんて 1
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5.0 • 5件の評価
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発行者による作品情報
【デジタル版限定!「少年ジャンプ+」掲載時のカラーページを完全収録!!】ルネサンス期の思想家・ニッコロ・マキャヴェッリに傾倒する人気小説家・宮王太郎。ある日、資産家の夫人から「肩こりに効く」贈り物を渡される。それは一匹の猫であった。いったんは拒絶するも、その肉球に揉まれた瞬間、宮王の凝り固まった肩に異変が…。ニンゲンコロガシ略してニコロと名付けた猫とこじらせ小説家のドタバタ新生活が始まる――。
APPLE BOOKSのレビュー
こじらせ男と猫の新生活を描くドタバタコメディ。思想家マキャヴェッリに傾倒し、目的のためには手段を選ばない小説家、宮王は、肩こり解消のため猫を譲り受け「ニコロ」と名付ける。しかし目的はどこへやら、猫との生活は宮王の日常をかき乱していく。猫への愛と猫飼いの「あるある」が詰まった注目作。美麗なキャラクターたちが、芝居がかったせりふをささやくシュールな世界観の中、デフォルメされたニコロの生態だけがリアルで、思わずニンマリ。そばにいたら面倒くさい主人公、宮王だが、ニコロのためにいそいそと引っ越しをし、日々翻弄(ほんろう)される姿に共感せずにはいられない。猫の代わりにパンツを飼うご近所さんなど個性的なキャラクターも続々登場、ニコロに転がされていく様子がほほ笑ましい。