小説 仮面ライダー龍騎
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- ¥680
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Publisher Description
彼らはなぜそこまでして戦わなければならなかったのか――!?
「最後まで勝ち残った者はどんな願いも叶えられる」――その言葉にすがり、凄まじい戦いをくりひろげていく仮面ライダーたち。ナイト、ゾルダ、そして王蛇……壮絶な戦いに挑む彼らには、それぞれに悲しくて救いのない“戦う理由”があった――。
Customer Reviews
鯖8の住人
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苦味が旨味
おそらくこの作品の表紙とタイトルを目にして購入を悩んでいる方は、仮面ライダー龍騎という存在を知っている方がほとんどだと思われます。
全てがネタバレになってしまうので具体的な感想は省かせて頂きますが、やっぱりこれは井上敏樹先生の書いた『龍騎』なんだと思います。
読み終えた後には言葉にはしにくい苦味が残ります。でも、読んで後悔したとは自分は思いませんでした。何故なら、彼ら、彼女たちなら、きっとそうしていただろうから、という確信と、それぞれが全てをやり切った爽快感が有るからです。例えるならばこの作品はブラックコーヒーみたいな物でしょうか。決して甘い、優しい物語ではありませんが、読んで後悔はしないと思います。
仮面ライダー50周年の節目を終えたばかりの今日この頃(レビュー時)、色々な作品がある仮面ライダーですが、たまにはこんなIFもいかがでしょうか?
劇場版龍騎、ライダータイム龍騎といい、龍騎の世界の繋がりは一々涙腺への集中攻撃が酷いよ……