



小説8050(新潮文庫)
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4.2 • 9件の評価
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- ¥950
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発行者による作品情報
このままでは、我が子を手にかけ、自分も死ぬしかない。歯科医の大澤正樹とその妻、節子は悩んでいた。長男の翔太は中学で不登校に、以後七年間引きこもり続けている。一方、一流企業に勤める姉の由依は、弟のせいで結婚できないと両親に訴える。ついに息子と向き合う決心をした正樹が知った恐ろしい真実とは――。引きこもり、家庭内暴力、不登校、いじめ……現代日本を抉(えぐ)る社会派エンタメ長編。(解説・三浦友和)
カスタマーレビュー
ancorjrucs
、
心がざわつく一冊
書店の紹介文を読んだとき、80歳と50歳という年齢差と「引きこもり」の内容が目に留まり、購入しました。
中盤までは読んでいると自分の状況と対比してしまい、続きを読むのが億劫に感じることがありました。
だけれども、読み進めるにつれて、どんなに今が絶望的だと思えても、希望を見失わないように頑張ろうと思えました。
手に取って良かったと思う一冊でした。