幸せカナコの殺し屋生活(1‪)‬

APPLE BOOKSのレビュー

新人殺し屋となる女性の活躍を描くブラックコメディ。広告代理店を満身創痍（そうい）で退職した会社員、西野カナコが選んだ転職先は、まさかの“殺し屋”だった。驚くほどホワイトな雇用条件に引かれつつも、焦って辞退しようとするカナコだったが、入社テストの殺しのターゲットが前職の上司だったことで、天性の才能を開花させてしまう。『徒然チルドレン』の若林稔弥によるフルカラー4コマ作品。「人殺しなんてムリムリムリムリカタツムリー!! 」という具合に、とにかくハイテンションな主人公が、殺しの腕と共に人生を充実させていく展開がシュール。セクハラ上司や“ぶつかりおじさん”など“女の敵”が続々と登場し、カナコを応援したくなる。