怪獣生物学入門(インターナショナル新書) 怪獣生物学入門(インターナショナル新書)

怪獣生物学入門(インターナショナル新書‪)‬

    • 3.5 • 2件の評価
    • ¥880
    • ¥880

発行者による作品情報

怪獣とはどんな生物なのか? 怪獣ファン長年の未解決問題に生物学の第一人者が真正面から挑む! ゴジラ、ガメラ、マタンゴ、ドゴラ、ウルトラ怪獣、(『寄生獣』の)パラサイト……。日本では自由な発想のもと、さまざまな怪獣が無数に創造されてきた。この怪獣たちをSF的発想と科学の視点から多角的に考察していくと、「荒唐無稽」と一蹴できない発見が次々と浮上してくる。――(本書「はじめに」より)怪獣はつまるところ、我々の知る生物科学の基礎の上に立った動物のヴァリエーション、ありえたかもしれない架空の「新種」なのだ。ならば、それは想像の上で解剖することもできようし、その怪獣が進化してきた道筋を考えることもできようし、それを通じてゴジラのような動物がなぜ現実には存在しないのか、できないのかをも理解できるであろう。こういったことは科学的にちゃんとした思考実験なのである。むろん、「こんなのあり得ない」といった事柄に出くわすことは多い。生物学的変容や進化的多様性にはさまざまな限界が付きまとうが、人間の想像力はそこからある程度は逸脱することもできるのだ。だからこそ、怪獣と呼ばれる異形の生物を夢想できるのである。

ジャンル
科学/自然
発売日
2019年
10月12日
言語
JA
日本語
ページ数
256
ページ
発行者
集英社/集英社インターナショナル
販売元
Shueisha Inc.
サイズ
1.7
MB

倉谷滋の他のブック

進化する形 進化発生学入門 進化する形 進化発生学入門
2019年
脳進化絵巻 脊椎動物の進化神経学 脳進化絵巻 脊椎動物の進化神経学
2021年