惜みなく愛は奪う
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Publisher Description
この作品は明治末から大正時代にかけて活躍した作家である有島武郎の評論。全29章から成る。自身のキリスト教徒としての信仰生活を錯誤だったとする総括し、自らの「個性」へ回帰することを宣言している。また、人間の生活を「習性的生活」「智的生活」「本能的生活」の三段階に分け、真に個性を伸ばすことのできる理想的な生活である「本能的生活」に赴くべきと説いている。