意見早引大善節用[意見早引大善節要‪]‬

意見早引大善節用[意見早引大善節要]
【判型】中本1冊。縦179粍。【作者】為永春水(教訓亭・長次郎)作・序。渓斎善次郎(斎・池田英泉・善次郎)画。【年代等】天保13年12月免許、天保14年2月刊。[江戸]山崎屋清七ほか板。【備考】分類「合巻・節用集」。節用集を模して「夫が意見の早引」として綴った戯文調の教訓書。格言・俚諺中の冒頭語やその他の日用語を、節用集風にイロハ順に配列し、7行・付訓で記して語句の大半に教訓色や滑稽味を帯びた割注を施す。例えば、「イ」項「衣服」には「びれいなるは人のにくしみをうけるもと也」とある。本文中や頭書に庶民風俗画を配し、巻末には「遠類は近隣に如かず」「堪忍」「三患(富貴がもたらす三つの災い)」等や「毎日食事の心得」などを収録する。