懐エロ 魂の取材録から紐解く性風俗・AVの文化史
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発行者による作品情報
バブルを経て、欲望と金が崩壊していった1990年代。
風俗・AV業界は活気に満ち溢れ、多くの才能が生まれては消えていった。
エロが輝きを放った時代を最前線で見つめたライターによる渾身のアーカイブズ。
エロの黄金期はこんなにもヤバかった!
【本文より】
かつて、コンビニに行けば普通にエロ本が並んでいた。
「これは芸術です」なんて苦しい言い訳をしなくても、普通にヘアヌードが一般週刊誌の紙面に踊っていた。
AV業界に目を向ければ、「ダイヤモンド映像」の村西とおる、「ソフト・オン・デマンド」の高橋がなり、「V&Rプランニング」のカンパニー松尾などなど、錚々たる鬼才たちが常に話題作を世に送り出していたし、今も語り継がれる名女優たちが続々と登場しては、男たちの股間を熱くさせてくれた。
中高年世代に、かつてのエロを懐かしんでもらうもよし、若い世代には、今の時代では考えられない「むちゃなエロ」や「ぶっとんだエロ」を楽しんでもらえれば幸いだ。
【内容】
◆ぶっとんだエロが怒涛のごとく生み出された「灼熱の時代」
◆天狗プレイ――完全なるシックスナインを知っているか?
◆洗濯バサミプレイ――ガチの女王様にムチでしばき倒されたことはあるか?
◆吉原ソープと「お車代」――風俗取材のダークサイド・ストーリー
◆タトゥーを入れた風俗嬢50人の悲喜劇
◆伝説の風俗マンガ『フーゾク魂』の狂気
◆飯島愛――売れるなんて1ミリも思わなかった
◆星野ひかる――バブル崩壊直後のAV業界を震撼させた「奇跡の美少女」
◆長瀬愛――グリングリンな腰使いでレジェンドに昇華した「騎乗位の天使」
◆豊丸――AVに淫乱革命を起こした「異次元の淫獣」
◆林由美香――庵野秀明をはじめ、多くの著名人が愛した〝演技派〟
◆南智子――カリスマの言葉責めに脳汁が止まらない
【著者】
多最上もがじ(たもがみ・もがじ)
50代のライター。片田舎で思春期を過ごし童貞をこじらせる。大学生の時に初体験っぽいことはしたが、こじらせたまま卒業し出版業界に就職。そこで、いきなりエロ仕事を任されたことが転機となり、気がつけばヤリチンロードを爆走。浮気がバレて30代前半でバツイチになるも、返す刀で当時愛人の一人だった今嫁と結婚。子宝にも恵まれてささやかな幸せを漫喫しつつ、ヤリチン癖は温存。現在、20代のOLと絶賛不倫中。