



戦争の条件
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5.0 • 2件の評価
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発行者による作品情報
アラブの春を皮切りに、中東情勢の先行きがますます混迷の度合いを深める一方、尖閣諸島、竹島、北朝鮮の核開発をめぐって、東アジアでもかつてない軍事的緊張が高まっている。戦争はあってはならないという考えに反対する人は少ない。しかし、信頼できない外国政府の行動を押さえ込むために軍隊は必要だと考える人も多い。平和を壊すのも平和を保つのも軍隊であるという国際政治の逆説のなかで、私たちはいかにして判断し、行動すべきなのか? 戦争の条件を考え抜くことで、逆説的に平和の条件に至る道を模索した、もっともリアルで読みやすい国際政治学の入門書。【目次】はじめに/第一章 戦争が必要なとき/第二章 覇権国と国際関係/第三章 デモクラシーの国際政治/第四章 大国の凋落・小国の台頭/第五章 領土と国際政治/第六章 過去が現在を拘束する/第七章 ナショナリズムは危険思想か/第八章 平和の条件/結び/ブックガイド
カスタマーレビュー
モンスター犬
、
初めて国際政治学の本を読んで
納得の内容でした。この本に答えは無いけれど、答えを与えてもらったと言えます。国際政治とは主観が入ると、答えを誤ってしまう。冷静に世界を見ることがより平和を維持できる最善の方法。この本は、論理的で考えさせられる本でした。この学問の専門性の高さがよくわかりました。容易に論じることのできない。隈なく戦争にならない為の要素を抽出しなければならない。その冷静に分析された要素を本などを通じて教えてくれることは、より意識的に国際政治を見ることが出来ると感じました。この本を読んでいるときは、国際政治学者気分でした。