戦後日本漢字史 戦後日本漢字史

戦後日本漢字‪史‬

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発行者による作品情報

現代日本語における漢字は、どのような議論や試行錯誤を経て今日の使われ方になったのだろうか? 戦後、民主主義の発達を阻害するという観点から、GHQは漢字廃止を提案し、また漢字制限のため当用漢字表・字体表が定められた。制度面では、これを緩和する方向で後年、常用漢字表制定とその改定が行われる。他方、実用面では、機械では書けないと言われていた日本語がワープロの登場で一気に障害を乗り越え、難字すら情報機器によって身近になるという逆転現象を起こしている。現代日本語に残された問題の起源を探り、未来を予見する刺激的な日本語論。

ジャンル
歴史
発売日
2020年
3月10日
言語
JA
日本語
ページ数
251
ページ
発行者
筑摩書房
販売元
Mobilebook.jp, Inc
サイズ
14.5
MB

カスタマーレビュー

ゆづ村長

国外の圧力と漢字文化の闘争

前島密の「漢字御廃止之議」から始まる漢字廃止論は,第二次世界大戦の終戦によるGHQの統治を受け,さらに加速することとなった。「当用漢字表」や「常用漢字表」の制定を経て,都道府県に関する漢字が追加され,現代に至る。
戦後直後の漢字制限に関する議論はあまりに拙いものだという印象を持った。漢字の制限を目的とする「当用漢字表」は山本有三が中心となって定めたものだが,「当用(当ニ用ヰルベシ)」とも読めるこの熟語をその名称としたところに,過去から連綿と続く伝統を全く顧みない態度が表れていると言えよう。
また,本書末の「戦後日本漢字史・年表」は,本書の内容がまとまっており,有用である。

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