投了すっか!-将棋奨励会物語- 1
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2.3 • 4件の評価
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- ¥440
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発行者による作品情報
羽賀六冠のタイトル制覇か、谷山名王の防衛か、大注目の対局中に記録係がまさかの居眠りをしていた。彼の名は奨励会6年目の田村一平。結果、対局は羽賀の勝利に終わったが、一平は谷山にも勝利への手があったと発言。誰も気づけなかったその一手に周囲は驚嘆する…!!
カスタマーレビュー
あえてストレスに耐えたい人にオススメ
藤井聡太による将棋ブーム繋がりで何となく読んでみました。結論としてはキャラクターの主人公がヒドくムカっとするので楽しめませんでした。
何故、わざわざ主人公の仕草や性格を、一般的な日本人の判断基準や倫理基準から遠いものにする必要があったのでしょうか。
もちろん世にはアウトローな主人公キャラクターがたくさんいますが、たいていは最低限は読者の共感を得られるような工夫をしています。ただ同漫画の主人公はそれが全くない。
外見もアゴ周りなど小太り風で見てて不愉快です。
せめてイケメンとか女の子のような外見なら共感できなくても、好感を感じやすく上記の問題は解決されやすいのですが同漫画はそれを放棄してます。
これらを何故、放棄する必要があったのでしょう。共感を感じず見た目も不愉快な主人公など多くの読者は望んでないと思います。
一応、読者が共感できかねる主人公キャラクターというのは確かに存在します。「よんでますよ、アザゼルさん。」のアザゼルさんとか。
ただそういう場合、外道なことをした主人公に周りが懲罰を与えるなど、読者のイライラが解消されるような展開だったりします。
しかしこの漫画は外道が外道のままで、しかも割と快進撃なのでフラストレーションが溜まるばかりです。こち亀の両津やドラえもんののび太みたいにダメなことをした主人公は、叱られるとか痛い目に合わせないと、安心して読めない。
一巻中盤くらいから主人公の良い人アピールが始まりますが、当初の悪さっぷりが頭から離れず白々しさが漂います。せめて主人公を痛い目に合わせ罰をちゃんと受けた雰囲気を出すべきだったと。
今後、この漫画を描いた人の作品は手に取らないようにしたいと思います。残念です。