



探偵映画
-
-
4.0 • 10件の評価
-
-
- ¥670
-
- ¥670
発行者による作品情報
新本格の雄、初期の傑作!
新作の撮影中に謎の失踪を遂げた鬼才映画監督、大柳登志蔵。すでにラッシュは完成、予告篇も流れているが、実はこの時点で作品の結末を知るのは監督のみ。残されたスタッフは、撮影済みのシーンからスクリーン上の「犯人」を推理しようとするが……。『探偵映画』というタイトルの映画をめぐる本格推理小説。
カスタマーレビュー
副交感神経強めな大人
、
何もかも最高。
短いスパンで読んだ方がいい。推理しながら読む余裕もないくらい主人公が次々と色んな可能性を推理で潰していくので最後までもったいぶる演出はなく、一気にスカッとした。
なにより雰囲気がとても良い。設定上どういう系統で進めていくのか気になっていたが、なにも違和感はなかったし、無駄な登場人物の激動もなかったため物語が入ってきやすかった。
ちょうど良い硬さの文章で分かりやすく無駄がないし、ストーリーの区切りも隙間時間に割り当てやすい。
古本屋にも無かったため少し頑張って電子書籍に挑戦したが、その価値は十分にあったと思う。
私の誰かに紹介したい本ダントツでNo.1だ。