



新九郎、奔る!(1)
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3.9 • 73件の評価
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- ¥760
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発行者による作品情報
戦国大名の先駆け、伊勢新九郎の物語!
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康……
かの有名な武将たちが活躍する時代の少し前、戦乱の世のはじまりを生き抜き、切り開いた男がいた―――
その名を伊勢新九郎。
彼はいかにして戦国大名となったのか。
彼はそもそも何者だったのか。
知られざる伊勢新九郎の生涯を、まったく新しい解釈で描く意欲作!
「戦国大名のはしり」とも言われる武将を描く、話題騒然の本格歴史コミック、待望の第1集!!!!!
APPLE BOOKSのレビュー
「新九郎、奔る!」は、「機動警察パトレイバー」や「究極超人あ~る」などの名作を描いてきたゆうきまさみによる、本格的な歴史漫画。物語は明応2年、戦国武将の"はじまり"として知られる伊勢新九郎盛時(のちの北条早雲)が27年前を回想するところから始まる。室町幕府政所執事の伊勢貞親のもとで暮らすことになった11歳時分の新九郎(幼名:千代丸)は、子供ながらに大人たちの政争を目の当たりにしながら育ってゆく。やがて「文正の政変」により貞親は京を追われ、細川勝元や山名宗全といった「応仁の乱」の中心人物も登場し、時代は応仁元年へのカウントダウンを刻み始める。歴史の表舞台に躍り出る北条早雲の自叙伝でありながら現代的なカタカナ語を多用する、ゆうきまさみ節とでもいうべき硬軟織り交ぜた描写が本作の特徴。これまでとは異なる角度から伊勢新九郎の新たな英雄像を描き出している。