新版 魂のゆくえ
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- ¥1,800
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発行者による作品情報
ソウル・ミュージックガイドの決定版として愛され続けるロングセラー(11刷)に、11のプレイリスト=全448曲を加えた新版の登場です。
FM番組『バラカン・ビート』『ウィークエンド・サンシャイン』や
NHKワールド『ジャパノロジー・プラス』などラジオやテレビでおなじみ、
ピーター・バラカンが、ゴスペルからヒップホップまで、
アメリカのソウル・ミュージックの歴史とスターたちを語った本書は、
多くのミュージシャンやリスナーに支持され、ロングセラーとなっています。
この30周年記念版は、著者が各章ごとに新しく選んだ合計448曲のプレイリストを、
ストリーミング・サービスのSpotifyに作成し、
リンクQRコードと書き下ろしの解説を加えた新版です。
ヒップホップがポピュラー音楽の主流となっているなか、
若いリスナーたちがブラック・ミュージックの歴史に
新たな関心を寄せている今、最適の入門書としてお薦めしたい1冊です。
※本書は、2008年に弊社から発売した『魂(ソウル)のゆくえ』の改訂新版です。
1989年のオリジナルの新潮文庫版発売から数えて今年が30周年にあたります。
APPLE BOOKSのレビュー
オリジナルの文庫版から30年を経て、なおその魅力が色あせることがないソウルミュージック入門ガイドの、サブスクリプション時代向け改訂新版。アフリカ系アメリカ人によって生み出され、1960~1970年代に隆盛を極めたソウルミュージックの全体像を見渡すことができる。著者はロンドンで青春時代を過ごした後1970年代に来日し、1980年代からテレビやラジオを通して、さまざまなジャンルの音楽を紹介してきたピーター・バラカン。同時代を生きたイギリス人の視点から、自国ではない国で生まれた新しい音楽に対して適度な距離感を保ちつつも、ピュアな興奮と熱い愛情をもってつづられている。そして何より、ソウルミュージックに初めて触れる人を対象にしているので、翻訳書にありがちなハードルの高さを感じさせない点が大きな魅力だ。ソウルミュージックの黄金時代を中心に、ゴスペルやリズム&ブルースといった前史から、その後に派生したロック、ディスコ、ヒップホップ、ワールドミュージックまで幅広くカバー。古今東西の音楽を気軽に楽しめるようになったサブスクリプション時代だからこそ、より大きな価値を発揮する一冊。