日本の古典SF短編集5作品+one
-
- ¥100
-
- ¥100
発行者による作品情報
戦争が起こるまえ空想科学という新しい小説の領域を切り拓いた人たちのアンソロジー
「地図にない島」 著 蘭郁二郎
「十八時の音楽浴」 著 海野十三
「火星の魔術師」 著 蘭郁二郎
「人造人間」 著 平林初之輔
「人工心臓」 著 小酒井不木
「暗黒星」 著 シモン・ニューコム
『十八時の音楽浴』の作者の言葉より
それに反し、科学小説をたいへん悦よろこんでくれ、そして科学小説の味を理解してくれるのは青少年層だ。この人達は、科学が普及した今日の時代において教育され、そして科学隆興の中に刺戟をうけ、科学というものに大きな興味をもっている。だから科学小説がその嗜好しこうに投ずるのである。
空想科学小説を夢中になって読んだ少年のたちの中に戦後の日本SFを牽引していくことになる星新一、小松左京、松本零士らもいたのではないだろうか。。。