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発行者による作品情報

再生可能エネルギーの大規模導入、電力自由化など、欧米を中心とする世界では電力をめぐる大きな変革・革新が続いています。日本も10年近い遅れながら、再生可能エネルギーの普及、電力自由化が進展しつつあります。

このなかで地味ながら非常に重要なのが、電力ネットワークの整備、改革です。再エネの大規模開発、老朽化設備の更新、分散型システムの構築、ICT等の技術革新への対応などを背景に、遅れていた日本でも電力ネットワーク・送配電網の革新に向けた取り組みが始まっています。しかし、電力ネットワークの運用・整備に係るルールは、旧来の電力システムに最適化されており、新たな時代に対応した変革が動き出すまで、大きな時間がかかりました。

本書では、電力ネットワークの変革・革新に関わる「事件」を追いながら、その意義と課題、そして現在進行で激変しつつある日本の電力ネットワークの将来のあるべき姿を解説しています。

【目次】

第1章 次世代電力ネットワークとは(その1):接続・運用・整備のルール改正

1.1 電力ネットワークを巡る環境変化

1.2 系統接続・運用ルール改正:東電PG方式を目指して

1.3 3Eを促進する連系線・基幹線拡張

第2章 次世代ネットワークとは(その2):資金調達力を確保しつつ効率化実現

2.1 インフラ整備・利用負担の見直し:公平性に向けた手直し

2.2 託送料金制度改正

2.3 異色のネットワーク料金:原発損害賠償負担金・廃炉費用

第3章 次世代電力ネットワークとは(その3):分散型システムとレジリエンス

3.1 配電事業開放の背景

3.2 送配電ネットワークの事業形態

3.3 新時代の配電事業(ライセンス制度導入)とは何か

3.4 地域レジリエンス対策を考える

3.5 補論:分散型資源自立運転による停電回避

3.6 第3章の最後に

第4章 北海道での再エネ開発が動かすネットワーク改革

4.1 北本連系線が惹起する重要論点

4.2 2019年の北本連系線拡充議論から考える

4.3 第4章の最後に

第5章 東北での再エネ開発が動かすネットワーク改革

5.1 北東北募プロが惹起する重要論点

5.2 北東北募集プロセス問題に見る送電線問題の課題と進展

5.3 東北北部エリア募集プロセスをどう評価するか

5.4 第5章の最後に

第6章 東電PGが提案・実践する欧米型系統運用

6.1 東電PG型の系統接続・運用の登場と経緯

6.2 東電モデルとその意義

6.3 日本版コネクト&マネージと東電PG方式

6.4 第6章の最後に

第7章 梶山経産大臣発言の衝撃と意義

7.1 7月3日梶山経済産業大臣発言の衝撃

7.2 7月17日梶山大臣発言の意義

7.3 産業政策の復活

7.4 成るか、電力ネットワーク革新

ジャンル
職業/技術
発売日
2020年
9月4日
言語
JA
日本語
ページ数
186
ページ
発行者
インプレスR&D
販売元
Impress Communications Corporation
サイズ
19.6
MB

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