日本人の論語 (上) 日本人の論語 (上)

日本人の論語 (上‪)‬

『童子問』を読む

    • ¥880
    • ¥880

発行者による作品情報

江戸初期の儒学者、伊藤仁斎は、学問とは知識の競い合いではなく、人間性の修練であると唱えた。そして、『論語』『孟子』の精髄を読み抜き、日本人の感性に即した儒学を、師と弟子の問答形式を用いて叙述した。それが『童子問』である。本書は、全百八十九章から成る『童子問』を現代人が読みこなせる言葉に訳し、さらに要諦を解説する。仁斎は儒学を支那から取り寄せ、そのままを暗唱するのではなく、儒学の真髄を把握したいと考えた。儒学の目的は人間の生きるべき道を深く学び、それを実践する強い意志であることを悟り、これこそが、本来の学問であるという信念を持った。仁斎の出現により儒学は輸入学ではなく、日本人が人生の生き方を社会生活の中で、工夫する手立てとなったのである。仁・義・礼・智とは何か。人間関係の心得とは何か。人生における永遠のテーマを、親しみと温かみをこめて、諄々と説く。古典の碩学が、老若男女すべてに贈る、普遍の人間学。

ジャンル
ノンフィクション
発売日
2002年
6月14日
言語
JA
日本語
ページ数
240
ページ
発行者
PHP研究所
販売元
PHP Institute, Inc.
サイズ
1.4
MB
孫子 孫子
2012年
『名将言行録』乱世を生き抜く智恵 『名将言行録』乱世を生き抜く智恵
2002年
人間通と世間通 “古典の英知”は今も輝く 人間通と世間通 “古典の英知”は今も輝く
2000年
孫子の兵法 勝ち続けるために何をすべきか 孫子の兵法 勝ち続けるために何をすべきか
2019年
決定版 日本人の論語 決定版 日本人の論語
2015年
人間通でなければ生きられない 人間通でなければ生きられない
1986年