日本占領と「敗戦革命」の危機 日本占領と「敗戦革命」の危機

日本占領と「敗戦革命」の危‪機‬

    • 5.0 • 2件の評価
    • ¥1,300
    • ¥1,300

発行者による作品情報

北朝鮮や中国の悲劇は、日本で起きたかも知れなかった――。日本の史上最大の危機は、昭和20年(1945)8月15日の敗戦直後に始まった。実は、敗戦で日本に平和が訪れたと考えるのは、大きな誤りなのである。そのとき日本は、周到に仕組まれた「敗戦革命」の危機に直面していたのだ。ルーズヴェルト政権の占領政策策定にコミンテルンのスパイが多数関与し、恐るべきプランを仕組んでいた。さらに戦時下の中国・延安では、日本共産党の野坂参三らが、日本兵捕虜を「革命工作員」にすべく、洗脳工作を行なっていた。アメリカと中国の双方で、日本を「共産化」するための工作が着々と進められていたのである。そして日本の敗戦と同時に、“彼ら”が日本にやってくる。“彼ら”はかねての計画通り、日本を解体するかのごとき占領政策を矢継ぎ早に実施し、巧みな言論統制とプロパガンダを行なっていく。さらに、日本共産党の活動を陰に日向に支援し、加えて、あえて日本を食糧危機・経済的窮乏に叩き込むような手立てを打ち続けた。つくられた窮乏と混乱のなかで、日本国民の不満が高まり、革命気運がどんどん醸成されていく。これまで占領政策について、アメリカを批判する日本人は多かった。しかし、そのような占領政策に、敗戦革命を狙うソ連および共産主義者たちの思惑と工作が色濃く反映されていたことを、どれほどの日本人が知っているだろうか。昭和天皇はじめ、当時、この危機に気づいていた保守自由主義者たちは、必死に反撃する。しかし占領下というあまりに制約が多い状況のなか、ついに時局は2・1ゼネストへ動き出す……。現代日本人が知らない「日本崩壊のギリギリの危機」を描き切る圧倒的力作! 【目次】より●序章 「敗戦で平和になった」という誤解 ●第一章 ルーズヴェルト民主党政権下での対日「敗戦革命」計画 ●第二章 中国共産党による対日心理戦争 ●第三章 戦時下での米中結託と野坂参三 ●第四章 近衛上奏文と徹底抗戦の謎 ●第五章 停戦交渉から逃げ回ったエリートと重光葵の奮戦 ●第六章 占領政策という名の日本解体工作 ●第七章 GHQと日本共産党の蜜月 ●第八章 昭和天皇の反撃 ●第九章 仕組まれた経済的窮乏 ●第十章 敗戦革命を阻止した保守自由主義者たち

ジャンル
歴史
発売日
2018年
8月16日
言語
JA
日本語
ページ数
397
ページ
発行者
PHP研究所
販売元
PHP Institute, Inc.
サイズ
6.3
MB
朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作 朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作
2019年
日米開戦の正体 日米開戦の正体
2015年
昭和史がわかる55のポイント 昭和史がわかる55のポイント
2012年
緒方竹虎と日本のインテリジェンス 緒方竹虎と日本のインテリジェンス
2021年
太平洋戦争への道 1931-1941 太平洋戦争への道 1931-1941
2021年
図解 大づかみ日本の近現代史 図解 大づかみ日本の近現代史
2014年
コミンテルンの謀略と日本の敗戦 コミンテルンの謀略と日本の敗戦
2017年
日本は誰と戦ったのか コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ 日本は誰と戦ったのか コミンテルンの秘密工作を追及するアメリカ
2017年
知りたくないではすまされない ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと 知りたくないではすまされない ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと
2018年
朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作 朝鮮戦争と日本・台湾「侵略」工作
2019年
危うい国・日本 危うい国・日本
2020年
日本人が知らない近現代史の虚妄 インテリジェンスで読み解く第二次世界大戦 日本人が知らない近現代史の虚妄 インテリジェンスで読み解く第二次世界大戦
2021年