日本“式”経営の逆襲 日本“式”経営の逆襲

日本“式”経営の逆‪襲‬

    • ¥2,000
    • ¥2,000

発行者による作品情報

リーンもアジャイルも源流はすべて日本。アマゾン創業者のジェフ・ベゾスは実はカイゼンの熱烈な信奉者――日本の経営技術は優れているのに、どうして「アメリカはすごい!」となってしまうのか? 「日本総悲観論」の真贋と、コンセプト化に弱かった日本の反省すべき点を明らかにする。
本書は、古き良き日本の素晴らしさを語って、現実の厳しさを忘れようとするものではない。すなわち、日本企業の素晴らしさを一方的に語ることを目的にしてはいない。もちろん日本企業は最近いわれるほど遅れてはいないし、遅れているとばかり認識する弊害も多い。しかしその一方で、日本の産官学が反省すべき点は確実にある。
ひとつには「コンセプト化」に阻害要因が存在してきたという弱みである。
日本の産官学が持つこれらの弱みがいかなるデメリットを生んだのか、またこうした弱みを克服することでどのような実際的なメリットがあるのか、日本の産官学の反省点は何か、については本書の後半で詳細に考えていく。
コンセプト化・パッケージ化が弱かったのは日本企業だけではなく、著者を含めた研究者や、日本政府も同様である。ようするに日本の産官学全体の問題であった。この点も、現状で思いつく限りの処方箋らしきものを本書において探索していく。本書は、こうした反省によって未来を切り開こうとする、未来志向の本である。

ジャンル
ビジネス/マネー
発売日
2021年
6月22日
言語
JA
日本語
ページ数
266
ページ
発行者
日経BP
販売元
Digital Publishing Initiatives Japan Co., Ltd.
サイズ
5.7
MB

岩尾俊兵の他のブック

世界は経営でできている 世界は経営でできている
2024年
日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか~増補改訂版『日本“式”経営の逆襲』~ 日本企業はなぜ「強み」を捨てるのか~増補改訂版『日本“式”経営の逆襲』~
2023年
13歳からの経営の教科書 「ビジネス」と「生き抜く力」を学べる青春物語 13歳からの経営の教科書 「ビジネス」と「生き抜く力」を学べる青春物語
2022年