月華の方士 夜見戻りの贄は闇を祓う
-
- ¥880
-
- ¥880
発行者による作品情報
方士の素月は、幽鬼を祓うことが生業だ。
今回の仕事はひどい家鳴りの調査。
屋敷では若い夫婦と、その幼馴染の男・耀天が待っていた。
方士を敵視する耀天に見張られながら、素月は悲しげな女の幽鬼が原因だと探り当てた。
幽鬼に導かれ地面を掘り返すと変死体が見つかる。
――彼女の遺体らしい。
耀天は「この先は俺の仕事だ」と言う。
彼は捕吏、犯罪を取り締まる役人だった。
仕事を取るなと憤る素月も譲らず、二人はともに屋敷の前の持ち主を訪ねるが――。
人間嫌いの方士と敵を追い続ける役人が挑む、中華ファンタジー。