朔と新 朔と新

朔と‪新‬

    • 5.0 • 3件の評価
    • ¥1,400
    • ¥1,400

発行者による作品情報

兄の朔(さく)が1年ぶりに家へと帰ってきた。朔と弟の新(あき)は、一昨年の大晦日、父親の故郷で正月を迎えるために高速バスで仙台に向かい、バスが横転する事故に巻き込まれた。朔は視力を失い、盲学校での生活を送っていたのだ。大晦日に帰省することになったのは、新が母親と衝突したことが原因だった。本来の予定より一日遅れでバスに乗ったのが、運命を変えたのだ。
中学時代、新は長距離走者として注目を浴びていたが、ランナーとしての未来を自ら閉ざし、高校に進学した後も走ることをやめた。
そんな新に、突然、朔が願いを伝える。
「伴走者になってもらいたいんだ、オレの」
激しく抵抗する新だったが、バスの事故に巻き込まれたことへの自責の念もあり、その願いを断ることはできなかった。かくして兄と弟は、1本のロープをにぎり、コースへと踏み出してゆく――。

東京2020オリンピック・パラリンピックをむかえるにあたり年、ブラインドマラソンを舞台に、近いからこそ遠くに感じる兄弟、家族の関係を描き切った一作。日本児童文芸家協会賞を受賞し、2年連続で夏の読書感想文全国コンクールの課題図書に作品が選出された、児童文学界屈指の書き手、いとうみくが渾身の書き下ろし!

ジャンル
子ども向け
発売日
2020年
2月6日
言語
JA
日本語
ページ数
288
ページ
発行者
講談社
販売元
Kodansha Ltd.
サイズ
631
KB
真実の口 真実の口
2024年
つくしちゃんとおねえちゃん つくしちゃんとおねえちゃん
2021年
おねえちゃんって、もうたいへん! おねえちゃんって、もうたいへん!
2012年
車夫 車夫
2019年
おしごとのおはなし 看護師 すてきな3K おしごとのおはなし 看護師 すてきな3K
2018年
蒼天のほし 蒼天のほし
2025年