木造迷宮
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4.3 • 40件の評価
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- ¥550
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発行者による作品情報
世間の片隅で三文小説を書いて暮らす冴えない独身男のダンナさん。でもそんな彼の家には、可愛くて家事上手な女中の「ヤイさん」がいる…。照れ屋で気持ちを伝えるのが苦手なふたりの恋愛未満ほのぼの日常ストーリー♪
APPLE BOOKSのレビュー
マンガ家・アサミ・マートによる初の長期連載作「木造迷宮(1)」。木造2階建ての古びた一軒家で暮らす冴えない独身小説家の"ボク"(ダンナさん)と住み込みの女中・ヤイの日常を、温かみあるレトロな絵柄でほのぼのと綴った作品。庭の木になった柿を一緒に取ったり、自転車で二人乗りをしたりと、小心者で不器用な主人公と、おっとりとして可愛らしいヤイが、日々の何気ない出来事の中でお互いを意識する様子が丁寧に描かれる。物語は1話完結形式で進み、2人の関係性が急に大きく進展することはないが、お互いを思いやりながらゆっくりと関係を深めていく様に、かつて経験した初々しい恋心を思い起こさせられる読者も多いはず。心和む癒しのマンガとして多くのファンを生み、完結後もなお親しまれる一作。