



板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh
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4.4 • 18件の評価
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- ¥1,800
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発行者による作品情報
原田マハ3年ぶり長編アート小説がついに単行本に!
「ワぁ、ゴッホになるッ!」
1924年、画家への憧れを胸に裸一貫で青森から上京した棟方志功。
しかし、絵を教えてくれる師もおらず、画材を買うお金もなく、弱視のせいでモデルの身体の線を捉えられない棟方は、展覧会に出品するも落選し続ける日々。
そんな彼が辿り着いたのが木版画だった。彼の「板画」は革命の引き金となり、世界を変えていくーー。
墨を磨り支え続けた妻チヤの目線から、日本が誇るアーティスト棟方志功を描く。
感涙のアート小説。
APPLE BOOKSのレビュー
『暗幕のゲルニカ』や『楽園のカンヴァス』をはじめ、アートを題材とした小説の数々で知られる原田マハ。世界的に著名な板画家、棟方志功を主人公とする本作は、原田にとって『リボルバー』以来3年ぶりの長編アート小説となった。ゴッホに憧れ、大志を抱いて青森から上京した棟方青年。しかし、金もなく、つてもなく、弱視のためモデルの体の線を正確に捉えることも難しい彼を待ち受けていたのは、展覧会に出品するも落選続きの日々だった。それでもくじけず、ひたむきに芸術と向き合い続けた彼は、木版画に希望を見いだす。そんな彼を数十年にわたって見守り、励まし続けた妻、チヤが本作の語り部だ。苦難を乗り越え、国境や人種も超えて、棟方が「世界のムナカタ」となっていくさまが、彼女の視点から生き生きと描き出されている。ただし、チヤは夫を“陰”で支える妻ではない。一本の彫刻刀で世界を変えた天才の激動の半生を語る彼女は、まるで彼とぴたりと“並走”していたかのようだ。棟方の創作への情熱に揺さぶられながら、彼とチヤが手を取り合うようにして一歩ずつ高みへと登っていく。その夫婦の絆にも胸が熱くなる。
カスタマーレビュー
素晴らしい
今までのマハさんの作品の中で一番好きかも
原田マハは
棟方志功をどう書くか
原田マハは書くべきではなかった
NHKの朝ドラのような小説であった