桜色の風
茶屋「蒲公英」の料理帖
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4.0 • 2件の評価
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- ¥750
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発行者による作品情報
隠居したおばあちゃん、好きなことを仕事にします!四十年勤めた武家奉公を終えたさゆは、甥夫婦が営む薬種問屋に身を寄せて隠居するも、これまでの充実した日々から一転、張り合いのない生活に嫌気がさしていた。幼馴染の小夏との再会をきっかけに、「自分のやりたいこと」は何かを考えた末、家族の反対を押し切って茶屋「蒲公英」を開店。五十五歳にして初めての商売、町家暮らしに戸惑いながらも、料理上手で聞き上手なさゆのもとには、悩みを持つ人が訪れるようになり——。長年の武家奉公で鍛えた料理の腕と生きる知恵で、江戸の人びとの心を癒やす人情時代小説。文庫オリジナル。〈目次〉第一話桜ほろほろ第二話蕗に筍、宵の風第三話花かつお、香る第四話ツツジの花が咲く前に第五話茜色の夕暮れ