極北に駆ける
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4.9 • 9 Ratings
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Publisher Description
エベレストをはじめ、五大陸最高峰を制覇した植村直己の次の夢は、犬ぞりによる南極大陸横断だった。犬ぞりを乗りこなすため、彼は地球最北端のイヌイットの村・シオラパルクへ単身、極地トレーニングに向かう。マイナス10度が暖かく感じるほどの過酷な環境と、自分たちとよく似た顔の植村を快く迎え入れる村人との暖かい交流。そして覚えたての犬ぞりを駆って、ひとりで三千キロの氷原を走りきった冒険の記録。解説は、シオラパルク在住の猟師・大島育雄氏による。
Customer Reviews
ビシビシ
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おもしろい本の指針
読み物としてこれ以上ない程おもしろい。
自分にとっておもしろい文章物の判断基準が植村直己のこの本である。次点は小説になり開高健の日本三文オペラで、文章でなく漫画ならば永井豪の手天童子。映画なら7人のサムライと旧ユーゴ監督の黒猫白猫でもある。
植村直己の本は全ておもしろいがこの本が頂点なのは自分にとって登山が興味ない故しかない。
内容に全く触れて無いが、たとえば本当に旨い食べ物に旨い以上の事を話すと旨いと感じる心境が霞んでしまうのではと思うからである。
しかしあえて書くなら、これは引け目なしに、本が始まった始めの1文字から震え踊り酒が旨い前代未聞の冒険譚である。
是非、一刻も早く北極圏一万二千キロ及び北極点グリーンランド単独行。そして全ての彼の作品を電子化して欲しい。彼の全ての作品をもう一度、今度は焚き火にあたりながら読みたい。
デューくん
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日本人唯一の冒険家
現地に赴き、現地の方法で旅をする。これこそ冒険と呼べるのではないでしょうか。
ひたむきに目標を追い続ける姿には感動無くしてみれません。
男であれば一度読むべき本だと思います。